2023年12月26日
すでにWHOもマスクに感染を広げない効果があることを認め、マスク着用が世界的に推奨されている。ドイツでは、マスク着用によって新型コロナ感染症の感染増加率が約40%減少したという(※1)。
新型コロナ感染症は、主に接触感染と飛沫感染によってウイルスが感染すると考えられている。そのため、入念な手洗いの励行によって接触感染を防ぎ、マスク(市販の不織布製マスク)着用によって飛沫の拡散を防ぐことが期待できる。
一方、飲食店や販売店などの接客業の現場で、透明プラスチック製のマウスシールドの着用が見られるようになっている。
実はこうした透明タイプのマスクの歴史は長い。戦前の1936年に発表された論文には、デュポン社が開発した酢酸セルロース(植物のセルロース由来の樹脂)で……